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古本出張買取屋スタッフブログ

5月11日に発売された又吉直樹の『劇場』をご紹介 第153回芥川龍之介賞受賞作家 小説『火花』2015年(平成27年) 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年07月05日  09時51分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
 古本出張買取屋スタッフの吉田です。
 
今回は、5月11日に発売された又吉直樹の『劇場』をご紹介します。
芥川賞を受賞した『火花』は、お笑い芸人の話だったので
又吉本人にとって身近な題材でしたが、
『劇場』は恋愛小説という事で、どんな作品になるのだろうと楽しみにしていました。
本当は文庫化まで待つつもりだったのですが、
どこの本屋に行っても必ず又吉コーナーがあるので、
我慢できずに購入してしまいました。
                   
 
『劇場』は、売れない小劇団で脚本と演出を担当する永田と恋人の沙希、
2人の出会いから数年間を描いた物語です。
 
最初、永田に抱いた印象は「気持ち悪っ!!」でした。
沙希との出会いのシーン、さすがにこれはないぞ!と思わず笑ってしまう程に
永田が気持ち悪かったからです。
主人公がこんな人で、最後まで作品を読み切る事が出来るだろうか、なんて
不安を覚えたのは初めてでした。
 
読み進めていくと、永田は性格が面倒くさいうえ、他人への批判も多く、
年下の恋人の家に転がり込んでヒモ同然の生活を送るなど、
人としてどうなのかと思う言動が目立つ目立つ!
読んでいてずっとモヤモヤしていたのですが、
そういった言動も永田目線で語られると、
共感してしまう部分も少しあり・・・。
優しくしたいと思っているのに優しくできなかったり、
言うべきじゃないとわかっている事を言ってしまったり、
そんな永田を自分に重ねて色々考えてしまいました。
ただ、そんな永田と付き合い続ける沙希も辛そうで・・・
それでも2人がどうなるのか見届けたくて、
ページをめくる手が止まりませんでした。
 
 
私個人の意見としては、前作の『火花』よりも、『劇場』の方が
好きだなと思いました。
そして、最後まで読んでまさか泣くとは思いませんでした。
 
この作品を読んで、人間の弱い部分や汚い部分をここまで露骨に描いてしまえるのか、と
又吉に対するイメージが変わりました。
次回作にも期待です!
 
『火花』は、過去にネットドラマが配信されましたが、
今年の11月には、人気俳優の菅田将暉と桐谷健太のダブル主演で
映画化もされるとの事。
しかも監督が、私の大好きな板尾創路。
これは見るしかないでしょう!!
『劇場』もいずれドラマ化や映画化などするのでしょうか、
今から楽しみです。
 
余談ですが、先日又吉に壇蜜との熱愛報道が出たので、
『劇場』が恋愛小説だった事もあり、お似合いだな!と思って注目していました。
しかし、どうやら嘘の情報だったようで・・・ちょっとガッカリした私なのでした。(笑)


名古屋古書籍商業協同組合

三島文学の中でも異色の作品 5月26日から実写映画が公開されている 三島由紀夫の『美しい星』を紹介 文章の美しさと不思議な読後感で、何度も読み返したくなる小説 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年06月03日  17時48分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
 古本出張買取屋スタッフの吉田です。
 
今回は5月26日から実写映画が公開されている 
三島由紀夫の『美しい星』を紹介します。
この小説は、三島文学の中でも異色の作品で、
宇宙人やUFOが出てくる話なのです!
 
 
大杉家の父・重一郎は、UFOを目撃した事で、
自分が「地球の危機を救うために派遣された火星人」
だという意識に目覚めます。
その話を本気にしていなかった家族も、数日のうちにそれぞれUFOを目撃して、
母・伊余子は木星から、息子・一雄は水星から、娘・暁子は金星からやってきた
宇宙人だという意識に目覚めます。
 
他国の水爆実験などのニュースを聞き、
近く起こるであろう、核兵器による戦争から地球人を救うため、
各地で講演会などを行い、人類を平和に導こうとする重一郎。
それをサポートする家族と、彼の考えに賛同し集まった信者たち。
地球人を滅ぼそうとする反対勢力の宇宙人も現れて
地球を救うべきか滅ぼすべきかの論争が繰り広げられるのですが、
その後ストーリーは思いもよらない方向に・・・。
 
 
単純にSF小説、という言葉で片づけられないのがこの作品。
みんな本当に宇宙人なのか?妄想に取りつかれている人達なのか?
よくわからないまま読み進めていったのですが、
予想外の展開が続き、読み終わってから謎の感動に包まれました。
 
三島由紀夫自身、超常現象に興味があったそうで、
昭和30年代には「日本空飛ぶ円盤研究会」に入会してUFO観測を行っています。
いまでもUFOや宇宙人といった話題は人気がありますが、
私も、UFO・世界の七不思議・UMA・超常現象などの話は好きなので、
宇宙人がいるならぜひ見てみたいです。
人類を滅ぼそうとするような宇宙人より、友好的な宇宙人がいいですが・・・。(笑)
 
今回映画化されたこの作品、
監督は、神木隆之介主演の『桐島、部活やめるってよ』や宮沢りえ主演の『紙の月』で
日本アカデミー賞の監督賞を受賞している吉田大八。
リリー・フランキー、KAT-TUNの亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子が大杉家の
人々を演じています。
吉田監督は、大学生の頃から30年間この作品を
映画化したいと望んでいたそうなので、映画の方も期待出来そうです。
映画と原作の設定は、時代や内容が異なる部分があるので、
そこを楽しむのもいいのではないかと思います。
 
文章の美しさと不思議な読後感で、何度も読み返したくなるこの小説は、
私にとって一番好きな三島由紀夫作品になりました。
興味のある方はぜひ読んでみてください。


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大ヒット上映中 劇場版アニメ第21作『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』 少年サンデー連載『名探偵コナン』をご紹介 青山剛昌先生の推理漫画 小学館 最新92巻 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年05月01日  15時35分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
古本出張買取屋スタッフの吉田です。
 
今回は、4月15日から劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が
公開されている青山剛昌の漫画、『名探偵コナン』をご紹介します。
 
『名探偵コナン』。
誰もが一度は見たり聞いたりした事があるこの作品。
今更それを紹介?という気もする位の、日本で一番有名な推理漫画です。
 
1994年に少年サンデーで連載が開始してから、
20年以上たった今も続いていて、現在コミックスは92巻まで出ています。
アニメは1996年開始、劇場版アニメも1997年から毎年公開されていて
今回の『から紅の恋歌(ラブレター)』で21作目という超人気作。
 
こんなに長く連載しているのに、漫画の中ではまだ1年経過していないというのも
びっくりですが、いくら探偵と言っても短い期間に行く先々で事件に遭遇しすぎでは?と
思ってしまうのは私だけでしょうか?(笑)
 
わざわざ紹介するまでもない、皆が知っているこの漫画。
でも、ずっと読んでる人って意外と少ないのではないでしょうか。
子どもの時に少年サンデーを買って読んでいたとか、
アニメを見ていたという人は多いと思います。
私もそのうちの1人でした。
 

簡単にストーリーをおさらいすると、
 
高校生探偵、工藤新一は遊びに行った遊園地で怪しげな組織の取引現場を目撃。
口封じのために毒薬を飲まされた結果、薬の副作用によって記憶はそのままに
小学1年生の体になってしまう。
自分が生きていることを組織に知られたら命を狙われ、周りにも危険が及ぶので、
江戸川コナンと名乗り、謎の組織の情報を得る為、父が探偵である事を理由に、
幼馴染の毛利蘭の家に居候する事に。
毛利小五郎のもとにやってくる(あるいは遭遇する)事件の数々を
コナンが解決していく、・・・というもの。
 
 
数年前から、「名探偵コナンがすごく面白い展開になっている」という噂は聞いていました。
ずっと買おうか悩んでいる間に気付けばコミックスは90巻超え。
そんな私も昨年ついに全巻買ってしまったんですが、
昔はそこそこ読んでいたしアニメも見ていたうえ、
子供の頃は夏休みなんかによく再放送をしていたので、
1巻から読んでいて、「あ、この話知ってる、この話も知ってる」というのが多かったのです。
そして私が長年全巻購入を渋っていた1番の理由がまさにこれです。
「内容をある程度知っているから、買ったら後悔するのではないか?」
 
これは、「なぜもっと早く買わなかったのかと後悔する程面白かった!」
というまさかの結果になりました。
アニメで見たけど誰これ?状態だったあのキャラこのキャラのとんでもない設定、
意外な関係性、黒の組織の謎が少しずつ明らかになっていっているなど、
通して読んでみるとものすごく面白かったのです!
その巻数の多さに、過去の私同様買うのをためらっている人がいるなら、
「今すぐ買うべきです!」とお伝えしたい・・・!
 
今回の劇場版『から紅の恋歌(ラブレター)』も見に行くのですが、
まさか子供の頃に好きだった漫画に
大人になって再びハマるとは思いませんでした。
そんな大人をも夢中にさせる名探偵コナン、
GWが暇で仕方がない方もそうでない方も、(笑)
とにかく読んでいただきたい面白い作品です!!


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秋吉理香子の小説『暗黒女子』をご紹介  イヤミス作品の映像化 4月1日に映画公開  『お嬢様学校・ミステリー』という設定でここまで面白くしてくれるとは 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年02月25日  15時48分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
古本出張買取屋スタッフの吉田です。
 
今回は、4月1日に映画が公開される秋吉理香子の小説
『暗黒女子』をご紹介します。
この作品が映画化すると聞いて、ずっと楽しみにしていたのですが、
清水富美加(千眼美子)主演という事で、今別の意味でも注目されているようです。
お蔵入りになったらどうしようとやきもきしていましたが、
映画は無事公開されるとの事で安心しました!
 
 
舞台は、名門女子高の文学サークル。
学校の経営者の娘で、文学サークルの会長でもあった、白石いつみの死。
美しく聡明で皆から慕われていた彼女の死を悼み、
文学サークル恒例行事の闇鍋会で、
メンバーが1人ずつ、いつみとの思い出をテーマにした短編小説を朗読していく、
というストーリーです。
 
メンバーの書いた短編小説の中では、いつみの思い出とともに
いつみの死についても、それぞれの視点から語られています。
ただ、彼女の死には不可解な点があり、
サークルメンバーの誰かが殺したのではないかという噂も出ていて、
メンバー全員が小説の中で犯人だと思われる人物を名指ししていきます。
一見メンバーの仲が良い華やかな文学サークル。
朗読会が進んでいくにつれて見えてくる、彼女達の抱えている秘密。
犯人は誰なのか、何が真実なのか、読めば読むほどわからなくなっていき、
ラストは「これぞイヤミス!」と言いたくなるような衝撃が待っています。
 
 
イヤミスとは、読んで嫌な気分になる「後味が悪いミステリー」の事。
後味が悪いのになぜかクセになるジャンルで、
私も最近はイヤミスばかり読んでいます。
最近ではイヤミス作品の映像化も多く、
有名なところでは、松たか子主演で映画化された、湊かなえの『告白』、
尾野真千子主演でドラマ化された、真梨幸子の『殺人鬼フジコの衝動』、
今年の9月に吉高由里子主演で映画が公開される、沼田まほかるの『ユリゴコロ』など、
その人気の高さがうかがえます。
 
偶然ですが、今挙げた3作品と今回ご紹介している『暗黒女子』、
すべて女性の作家が、女の恐ろしさや狂気を描いた作品。
女性が女の醜い部分を描く事で、恐ろしさが増しているような気がします。
 
『暗黒』と『女子』という言葉の組み合わせと、
セーラー服の女の子が悲しそうな顔でこちらを見ている表紙のデザインに、
「これは買うしかない!」と手に取った小説でしたが、
『お嬢様学校・ミステリー』という設定でここまで面白くしてくれるとは!!
映画ではどこまで原作のどす黒さを表現できるのか・・・、
『暗黒女子』、公開がとても楽しみな作品です!!


名古屋古書籍商業協同組合

今回おすすめするのは、小説『私を知らないで』 白河 三兎(しらかわ みと) 集英社文庫 意味深なタイトルと、悲しそうな表情の女の子がヒマワリを抱えている表紙に惹かれて 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年02月11日  14時44分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
古本出張買取屋スタッフの吉田です。
 
今回おすすめするのは、白河三兎(しらかわ みと)の小説『私を知らないで』。
意味深なタイトルと、悲しそうな表情の女の子がヒマワリを抱えている
表紙に惹かれて手に取りました。
シリーズ物以外では、ここ数年で1番買ってよかったと思えた作品です。
 
 
中学2年生の「僕」黒田慎平が、転校先で同じクラスになった美少女、新藤ひかり。
彼女は「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されていた。
 
親に捨てられたひかりは、おばあさんと2人暮らし。
学校にもっていくお弁当はいつも塩おにぎりのみ。
家には電話も引いていなくて、携帯も持っていない。
洗濯はコインランドリーで。
それなのに、ひかりは休日ブランド物のバックをもって、
ものすごいおしゃれをして渋谷に行っているらしい。
おばあさんも苦しい生活のせいか気難しくなり、近所との交流もなくなっているので、
ひかりがいかがわしい事をしてお金を稼いでいるのではないかと悪い噂がたっている。
彼女の事が気になって、休みの日に後をつけた慎平はひかりの秘密を知ってしまう。
 
 
正直なところ、途中までは読んでいて「ありがちだなー」と思っていました。
「主人公が女の子にとってのヒーローみたいな存在になって、
主人公と女の子にいくつかビックリするような過去があったりして、
結末もよくある感じなんだろうな~、買ったの失敗だったかな~?」と。
 
読み終えて猛省。
ボーイ・ミーツ・ガール系にありがちな青春小説だと思ってすみませんでした・・・!!
 
話のテーマが重いので、共感したくてもできない部分が多かったのですが、
貧乏な家庭で育ったひかりの「長く使える良い物を買う」という考え方が素敵だと思いました。
『安くて質の良いものもある。でもそれを大事にしようとは思わない。
「どうせ安物だから」「また買えばいい」と消耗品扱いにする。』
『消耗品を買うことはお金を無駄に捨てること。それなら高くて上質なものを買って大事にしよう。』
本当にその通りだな、と。
安い値段で色々手に入るから、あれもこれもと買ってしまう。
いつでも買えるからと、物を大事にする気持ちが薄れている。
自分の生活を振り返って、どれだけ無駄な買い物をしているんだろうと思わせられた、
胸に刺さる言葉でした。
 
この『私を知らないで』は、少年少女の甘酸っぱい恋愛ものとはちょっと違います。
でもそういうのが好きな人にもオススメしたい作品です。
自分で出来る事が限られている子供のままならなさ、
大人になっても、どうにもならない事はたくさんあるという現実の残酷さを
嫌というほど見せつけられます。
読むのが辛すぎて、何度もページをめくる手が止まりました。
それでも読んでよかったと思えた小説です。
 
最後まで読んでから序章を読み返すと、そこに込められた意味とあまりの切なさに
また涙してしまいます。
中学生の話ですが、大人が読んでも考えさせられる事が多く、
色々な世代の方に読んでほしい作品です。


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