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古本出張買取屋スタッフブログ

三島文学の中でも異色の作品 5月26日から実写映画が公開されている 三島由紀夫の『美しい星』を紹介 文章の美しさと不思議な読後感で、何度も読み返したくなる小説 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年06月03日  17時48分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
 古本出張買取屋スタッフの吉田です。
 
今回は5月26日から実写映画が公開されている 
三島由紀夫の『美しい星』を紹介します。
この小説は、三島文学の中でも異色の作品で、
宇宙人やUFOが出てくる話なのです!
 
 
大杉家の父・重一郎は、UFOを目撃した事で、
自分が「地球の危機を救うために派遣された火星人」
だという意識に目覚めます。
その話を本気にしていなかった家族も、数日のうちにそれぞれUFOを目撃して、
母・伊余子は木星から、息子・一雄は水星から、娘・暁子は金星からやってきた
宇宙人だという意識に目覚めます。
 
他国の水爆実験などのニュースを聞き、
近く起こるであろう、核兵器による戦争から地球人を救うため、
各地で講演会などを行い、人類を平和に導こうとする重一郎。
それをサポートする家族と、彼の考えに賛同し集まった信者たち。
地球人を滅ぼそうとする反対勢力の宇宙人も現れて
地球を救うべきか滅ぼすべきかの論争が繰り広げられるのですが、
その後ストーリーは思いもよらない方向に・・・。
 
 
単純にSF小説、という言葉で片づけられないのがこの作品。
みんな本当に宇宙人なのか?妄想に取りつかれている人達なのか?
よくわからないまま読み進めていったのですが、
予想外の展開が続き、読み終わってから謎の感動に包まれました。
 
三島由紀夫自身、超常現象に興味があったそうで、
昭和30年代には「日本空飛ぶ円盤研究会」に入会してUFO観測を行っています。
いまでもUFOや宇宙人といった話題は人気がありますが、
私も、UFO・世界の七不思議・UMA・超常現象などの話は好きなので、
宇宙人がいるならぜひ見てみたいです。
人類を滅ぼそうとするような宇宙人より、友好的な宇宙人がいいですが・・・。(笑)
 
今回映画化されたこの作品、
監督は、神木隆之介主演の『桐島、部活やめるってよ』や宮沢りえ主演の『紙の月』で
日本アカデミー賞の監督賞を受賞している吉田大八。
リリー・フランキー、KAT-TUNの亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子が大杉家の
人々を演じています。
吉田監督は、大学生の頃から30年間この作品を
映画化したいと望んでいたそうなので、映画の方も期待出来そうです。
映画と原作の設定は、時代や内容が異なる部分があるので、
そこを楽しむのもいいのではないかと思います。
 
文章の美しさと不思議な読後感で、何度も読み返したくなるこの小説は、
私にとって一番好きな三島由紀夫作品になりました。
興味のある方はぜひ読んでみてください。


名古屋古書籍商業協同組合
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