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古本出張買取屋スタッフブログ

今回は、前回からのイヤミスつながりで降田天(ふるたてん)の『女王はかえらない』と、枝松蛍の『何様ですか?』をご紹介します。 古本出張買取屋スタッフ日記

2017年03月15日  15時33分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。

古本出張買取屋スタッフの吉田です。

 

今回は、前回からのイヤミスつながりで

降田天(ふるたてん)の『女王はかえらない』と、枝松蛍の『何様ですか?』を紹介します。

 

 

『女王はかえらない』

途中からの展開が恐ろしすぎて、夜になると寝るのが怖くなった作品。

2014年の『このミステリーがすごい!』大賞に選ばれています。

 

物語は、「子どもたち」「教師」「真相」の3部構成。

1部の「子どもたち」では、小学生のスクールカーストが描かれていて、

田舎の小学校でクラスの女王として君臨していたマキが、

東京から転校してきた美少女エリカにその地位を奪われていく様子が

主人公の『ぼく』の目を通して描かれています。

たかが小学生のスクールカーストだと侮るなかれ。

結構シビアで、大人でもまいってしまいそうな精神攻撃の数々と

計算された悪意に、読んでいるのが辛くなる程でした。

しだいにエスカレートするマキとエリカの対立は、クラス全員を巻き込んで

恐ろしい事件に発展します。

 

そこで唐突に教師目線の第2部が始まり、作者が仕掛けた様々なトリックに

驚かされたところで、物語は3部の「真相」へ。

3部では1部で起きた事件の裏側が語られるのですが、

小学生が主人公の作品だからと、ちょっと気を抜いて読んでいただけに、

この展開は衝撃で、イヤミス好き以外にはオススメ出来ないレベルの後味の悪さでした!



 

『何様ですか?』

こちらは、2015年の『このミステリーがすごい!』大賞候補に挙がった作品です。

中学時代の悲しい体験から人間嫌いになり、大量殺人を計画する平林美和。

高校で孤立している美和に同情し、友達になろうとするクラスメイト、倉持穂乃果。

社交的で意識が高く優等生な穂乃果を笑い、

文化祭で「ファイナル・プラン」と名付けた大量殺人計画を実行に移そうとする美和と、

美和に協力する穂乃果の友人、遠藤安子を中心に物語が描かれます。

 

この大量殺人計画、どうなるのかとハラハラしながら読んでいたのですが、

人を見下した言動ばかりの美和に共感できる部分が何もなく、

「失敗して痛い目を見ればいいのに・・・」と思う事もしばしば。

ところが、そんな美和に同情してしまう程ラストが衝撃的で・・・。

えげつないという言葉が頭に浮かびました。

 

『女王はかえらない』とはイヤミスのタイプは異なるものの、

『何様ですか?』も負けず劣らずの読後感の悪さでした。

こんなにも後味が悪いのに、なぜまたイヤミスを手に取ってしまうのか・・・。

まだまだ私のイヤミスブームは続きそうです。



名古屋古書籍商業協同組合
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古物商許可番号 愛知県公安委員会許可 第542561203700号