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古本出張買取屋スタッフブログ

文芸雑誌・文學界の2月号に掲載されると品切れ続出 文學界創刊後初の増刷・再増刷で話題に 芸能界きっての読書好きとして知られているお笑い芸人 又吉直樹の純文学デビュー作の小説『火花』三島由紀夫賞は上田岳弘の『私の恋人』 古本出張買取古本出張買取屋スタッフ日記高価買取情報

2015年05月27日  12時39分
本日もたくさんの古書、古本を買取させていただき誠にありがとうございます。
古本出張買取屋スタッフの吉田です。

先日、ようやく又吉直樹の小説『火花』を読みました。
普段は文庫派なので、ずっと我慢していたのですが、
本屋に行くと必ず目に入るので、堪え切れず買ってしまったのです。

この作品は、芸能界きっての読書好きとして知られているお笑い芸人、
又吉直樹の純文学デビュー作。
今年、文芸雑誌・文學界の2月号に掲載されると、品切れ続出、
さらには文學界創刊後初の増刷・再増刷で話題になりました。
3月に単行本が発売されてからも35万部を超えるヒット、三島由紀夫賞の候補にも挙がりました。
結果、三島由紀夫賞は上田岳弘の『私の恋人』に決まりましたが、候補に挙がるだけでもすごい事です。
6月上旬には電子書籍版も出るそうなので、そちらの売れ行きも気になるところ。

この『火花』は、売れない芸人の徳永が、神谷という先輩芸人と出会って弟子になり
笑いや生き方について模索していく、というもので、
又吉が芸人という事もあるかと思いますが、徳永と神谷の生活や考え方、
笑いの哲学などがリアルに感じられました。
自伝的な物ではなく、主人公達にも特定のモデルはいないそうですが、
徳永の考え方や自分をセーブしている物静かな感じは、ところどころ又吉本人を思い起こさせました。
ネタを披露しているシーンもいくつか出てくるのですが、さすがお笑い芸人が書いた作品、
文章になっていてもテンポがよく、ネタが自然と脳内再生されて面白かったです。
話の中でさらっと出てくる小ネタも、又吉らしさが出ていて好きでした。

彼の作品は『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、
自由律俳句などの短い中にクスッとくるものがある所が好きだったので、
読む前は中編、純文学、という部分で少し不安がありました。
もちろん、彼が軽い気持ちで書いたのではない事は百も承知でしたが・・・

1作読んで「この人の作品、すごく好きだ!」となったのに、次回作がつまらなかった時、
勝手に裏切られた気分になってしまう事ってないでしょうか?
又吉直樹は人となりと過去の作品がかなり好きだったので、
余計にハードルが上がってしまっていたのですが、杞憂に終わって何よりでした。

それにしても、芸人とはいえ世間の又吉直樹=読書家のイメージが強い為か、
タレントが書く小説に付き物の批判がそこまで多くないように思えました。
たくさんのレビューを見ましたが、批判している方でも、彼の文章や短編に関しては
認めていたり、次回作に期待というような文面もかなり見られました。

私としては、短編以外で、主人公が芸人ではない作品も読んでみたいと思うので、
今から次回作が楽しみです。


名古屋古書籍商業協同組合
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古物商許可番号 愛知県公安委員会許可 第542561203700号